3月11日、2時46分に東日本震災が起こりました。
その日から、180度世界が変わってしまった思いが、今も変わりません。
これほど日常が変わってしまうのは、人生初めての事。
こんな思いを全国、全世界のたくさんの誰かが同じように感じている気がしてなりません。
震災直後は自分と周りの安全、そして子供たちや家族の無事、身の回りの人たちの無事を考え
今は被災地の方達の無事や今後の復興を祈る、そんな日々です。
それから、余震や原発の恐怖が加わり、あることを知りました。
真実や事実を知らなければ、恐怖と不安におしつぶされてしまうということ
そこで、有識者のHPや学者のHPを読んだり、物事を噛み砕いて理解できる友人などの話を片っ端から聞いたりしました。
すると、不思議。心が穏やかになってきたのです。
次に訪れた感情は、何ともいえない後ろめたさや自分の無知さへの焦りでした。
そして、「人間は地球や地球の生物やすべての環境を人間だけのために利用している」という事を再認識したのです。
気づかないふりをしていた訳ではないけど、つらい事実を目の前にたたきつかれたようでした。
毎日、地震や原発の解説を丁寧にUPしてくれている学者さんのブログに
「大事なのは、子供たちやこれから子供を産む人たち。」という解説がありました。
本当にそう。
そのしばらく後に水の買い占めが始まったとき、有識者って物事の先を読む力があることを今更ながらに感心してしまいました。
買っている人たちが、子供や妊婦さんに飲ませていると信じてます。
いま、大変な事が起きているのは真実。すべては理屈通りにそして、順序通りに進んでいるんだ。という、解説もありました。
放射性物質でいうと、最初は空気中、そして地面に落ちていくから土や川、さらに水道、そして海。これも順序通り
でも、これに人の手が加わってしまうと、変化してしまいます。
だからこそ、最初に戻るけど「事実を知らないと恐怖に負けてしまう」と、思うのです。
そして、私たちが世の中の監視をしつつ、真実を知った上で判断していく力を養っていかなければと思うのです。
人から聞いた話、テレビで見た話ではなく、自分が目に触れた事や経験した事で十分知れる事ってあります。
例えば、計画停電や節電でいままでの電気にあふれていた環境に気づく事ができます。
そうして、自分たちが地球の一員として、環境をよりよい(人間だけの事を考えずに)方向に向けていきたいと思いました。
節電のおかげで、私の大好きなパリのように不便な世の中になりました。
駅のエスカレーターが止まってます。ビルや店舗の照明が間引きされてます。ネオンが消えているらしいです(今日からグリコが点灯するとか、、)
パリでは、日中、照明がついてない店やビルは多い。ネオンや看板なんて、あんな街の風景を台無しにするモノはパリはもちろんヨーロッパ中少ない!
節電でやっているんじゃなく、看板は見た目が悪い、昼間は日の光で十分、照明に限っては以前「だって、部屋が暑くなるんだもん」という答えがあった。
確かに、電球って熱い。自己中心だけど、それが環境に良ければ真似したっていいと思う。
大きな地下鉄の構内だって暗いし、エスカレーターや歩く歩道が止まっている(故障だったりもあるんだろうけど)ことなんてしょっちゅう
物騒な気分になっているのか、フランス人たちは目を三角にして険しい顔して歩いてる、
でも、だからそこで偶然会う知人とはハグし合うのかも、、
夏の展示会は、クーラーがついてないところは多い。暑いと思ったら、窓を開けて涼をとることを若いコだって知っている。洋服も薄い格好をしている。おじさんだって短パン率が高い。
だから、ヨーロッパ人は露出が多いのも気にしないのかも。
夏のオフィスで、クーラーよけの膝掛けをしていた今までの日本女性、今年の夏はホットな夏になるかもしれません。
先進国のパリがそうなのに、なぜ東京は、日本はこんなになってしまったのだろう。
不便を嫌い、便利さに走り、自分の能力を使うことをしていない気がして仕方ありません。
私は、狭い世界に生きているけど、たまに出る別の世界でいろんな事に気づく。
それが真実かわからないけど、同感を得たら真実といってもいいかも。
ファッションや子供たちの世界で、今後の私たちのあり方や進み方を考えて、復興への手助けをしようと心に誓いました。
そして、より良い地球に変えていきたい!こっぱずかしい言葉が今は恥ずかしくない!
Save the World!地球の事を考えましょう。