もうすぐ出張旅行が近づいてきたので、チケットやホテルの予約を始めています。
日程は、展示会や現地の人達とのミーティング等で予定を考えるので自由はきかないけど、
夏は毎年6月から7月の夏至前後
夜は10時まで明るいので、仕事のあとの外出がとっても楽しい。今から楽しみです!
旅の仕方って人それぞれ。私はつい犬のように毎回マーキングした所に立ち寄るクセがある。
予算や場所さえ満足にいけば毎回同じ宿だし、レストランやカフェも同じ場所が落ち着く。
「私はパリではホテルジプシーなの」と、毎回違う区域のホテルに泊まる知人もいます。
私には真似が出来ない。少々不便でもよほどの事がない限りは同じ宿にしてしまう。
同じ日程、同じ宿、同じレストランにしても、毎回違う事が起こります。
これが旅の楽しさ。
パリでは必ずクリニャンクールの蚤の市へ行きます。
そこでも毎回同じ店に立ち寄ります。
同じ店に足を運ぶと掘り出し物や新しい品物が一目ですぐに探せます。
最初は何も教えてくれなかった店も、何度も足を運んでいくと向こうから掘り出し物を持ってきてくれるようにもなります。
クリニャンクールはヨーロッパ最大の蚤の市、2,000軒以上は店があり入ると迷宮のよう。
入り込んだら一軒一軒でつかまり、いまだ全てを回れた事はない。
その時は1900年のブリキの箱やベークライトの針刺し、目に飛び込んできたものを買いました。
本当に楽しかった!
しかし仕事でクリニャンクールへいく様になったら、物選びは楽しみより苦しみが多い。
時間かけて回っても、ピンと来ないと肩に重いものが乗ったようなどんよりとした気分になる。
いいものに出会っても、コンディションに問題があると、がっかり。
長い時間かけて探し当てたのにと、本当に悔しい。
自分のだったら、多少の傷や壊れは気にしないけど、販売となると納得がいかない。
でもいいものが見つけると、心が躍る!ホクホク顔で宿に戻り、その晩の夕食がおいしい!
蚤の市の開いていない平日は、パリ市内のアンティークやデッドストック店を見て回り市場の様子を見ます。
よくよく調べるとそんなに吹っかけている所ってないことがわかり、最近はあまり気にしなくなってきました。
逆に偏見や疑いがなく仕入れたものこそ良い仕入れが出来たりします。
現地で買うよりも、日本のアンティークショップでおもしろいモノが販売してたりするので、日本でのショップ巡りも楽しい。
少しは分かるようになってきたかな?と思いたいが、まだまだこの世界の入り口にも立ってないほど骨董やアンティークの世界は深い。
なので細かい事は忘れて、とりあえず手に取り買ってみないと始まらない。
買物ってそういうもの。
今まで散財してきたのが、財産になっていると信じて買物人生まっしぐら
空気が変わるようなモノに出会うと、もう引き戻せなくなります。
旅もそう。普段の生活とがらりと空気が変わるのが魅力でやめられない。
「人生は旅のようなもの」
カポーティーの「ティファニーで朝食を」のホリーの名刺には「Travelling(旅行中)」の文字が刻まれている事になっている。
今現在の生活もホリーにとって「旅の途中」
そうか、人生って旅なんだ、、、
旅には始まりと終わりがあるから「旅を作る」という要素に魅力がある。
世の中、うまく事が進まない事が多いけど、旅だと短期間だから、気楽にアクシデントを楽しめる。
どんなに綿密に予定をたてても予期しない変更があるし、行き当たりばったりでもスムーズに事が運んだりします。
うまく事が運ばないトラブル尽くしの旅もある。でも、旅はやめられない