Bonpoint〜ボンポワンの創始者で知られるコーエン夫妻、子ども服好きなら、この名前を知らない人はいないはず。
いまの「ボンポワン」は、ブランドとしても、会社としても巨大になり、夫妻は経営から退いていますが、ボンポワンのブランド理念はこのマダム・コーエンから引き継がれています。
今年の3月にマレとバスチーユの間のボーマルシェ大通りにオープンしたMERCI(メルシー)。
まず驚くのはその広さ、もともとはインテリアのショールームとして使われていた倉庫を改装したそうです。
地下にはキッチン雑貨コーナーと、その奥には吹き抜けになっている中庭に隣接する食堂が。
地上階には花、香水、ファッション小物、ヴィンテージの洋服、図書室のような空間にあるカフェ」。
その奥にはメンズとレディース、最上階にはインテリア家具、手芸コーナー、子供服とあらゆるジャンルを制覇している。
コーエン夫妻が、世の中のために自分たちができることはないかと考え、実現したのがこのMERCI。
同時に、利益を貧しい国や恵まれない子供たちのための援助金として寄付される仕組みにもなっているというコンセプトが受け、今パリで一番話題となっているお店です。
そのラインナップは、子供服のBonpointはもちろんのこと、フラワーデザイン界の巨匠Christien Tortu(クリスチャン・トルチュ)やパリの香水ブランドAnnich Goutal(アニック・グタール)など有名店が名を連ね、定価より割安で商品を提供している。
アニーク・グダールは「Eau de Bonpoint」ボンポワンのトワレも作り、どこのボンポワンのショップでも、この香りがたちこめています。
彼女は、コーエン夫妻の三女でもあります。通常、彼女の作る香水やキャンドルより、3割近く手頃なラインナップが、このMerciでは販売してました。
私は、「mes nuits d'ete」「夏の夜」という名前のキャンドルをお店の為に購入。とっても、ゆったりとした濃厚な香りで、気に入りました。
今が旬のブランドをおさえつつ、同時にちょっとだけ社会貢献もできる。そんなさりげなさが、流行に敏感なパリっぽい。
マレは、ショップだけではなく、カフェや、集まってくる人も、なんだかスノッブ
最近は、ショップの入れ替わりが激しく、また、観光客に押されてしまい、マレ派はうんざりしていると聞きます。
とはいえ、マレは、食事やショップもリーズナブルな所が多いし、流行に敏感なショップもあるし、カフェもたくさん。そして、なによりものんびりした所なので、おすすめの地区です。
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