約13時間のフライトでパリに到着しました。夕方5時、気温は1度
空港に着いて、毎度の事だけどトランクが出てくるまで落ち着かない。
似たようなトランクが出て来るたびに、すぐ分かる目印を付けなきゃあ!と思うけどまた今回も忘れていることに気付く。
トランクだけをぼんやり眺めていると、いったいどこを旅してきたの?と、インタビューしたくなる百戦錬磨なトランクについ注目しちゃう
日本人のトランクはわりと自分も含め似たようなものが多く、古いのってなかなかない。でも外国人は年代物の革っぽい使い勝手の悪そうなトランクをよく見ます。
日本人の海外旅行の増加は実際ここ20年くらいだから、近代的なハード系が多い。
ヨーロッパ人は列車等でも昔から他所の国へ旅行しているからか、革製をよく目にする。
などと、考えながらぼんやり自分のトランクを待っている横で、70代後半の日本人夫婦がいました。
ウェストポーチした白髪のご主人が、ひょいっ!と、年代物の重そうなトランクを持ち上げてました。
横で奥さんがちょこんと控えてました。旅慣れした雰囲気たっぷりな老夫婦。とてもすてきです。
そうこうしていたら、やっと私の似たようなのがいっぱいある黒いトランクが出てきました。
たくさんの渡航者がパリの街に消えて行きます。私もそのひとり。
いつもなら、フィレンツェへそのまま乗り継いで行くのですが、今回はパリに1回入ってから明日移動です。
なので、ちょっとさきにパリが見れて嬉しい。タクシーから眺めるパリの夜は、クリスマスや正月のイルミネーションも残っていてきれいです。