2015年が始まりました。
みなさま、ごきげんよう。恒例のヨーロッパ出張です。半年ぶりのヨーロッパ
羽田からパリ経由で、いっきに今回はフィレンツェへ向かいます。
日本発というのに韓国や中国の旅行者が2割以上
そしてパリからフィレンツェに向かう飛行機は中国人が半分を占めていた。
かれこれ15年以上この行程の便に乗っていて、こんなに日本人以外のアジア人の割合が多いのは初めて
そう、ヨーロッパで日本人観光客が激減しているのです。
ここ数年強く感じているけど、今回はさらに痛感
パリを先に入っていた友人曰く
先々週のテロで元気を失ってそうなパリの街は中国や韓国の観光客で元気
それはよかったと思いつつ、日本人のヨーロッパ離れはどうしたんだ?
ということは、長時間かけてヨーロッパのファッションを調達しに来ているのに、日本人はもう興味がない?と、移動最中に軽くショックを覚えた
今年は2015年
30年前の映画「バックトゥーザフューチャー」が描いた未来の年
この30年でどう変わったか?
30年前のパリやフィレンツェで見る中国人といえばチャイナタウンでの移民の人たちがほとんど
日本からヨーロッパへ行くのに直行便は無く、アンカレッジ経由の北回り
東南アジアから中東を経由した南回り、今現在の倍以上時間をかけてヨーロッパに着く
南回りは経由地での待ち時間を加えると30時間近くかかるので、ヨーロッパに着く頃には廃人と化すほどどっさり疲れたのを記憶している。
北極や中東を経由するとヨーロッパ大陸は地球の裏側と実感したものでした。
長い時間をかけて着いたヨーロッパの地で出会う日本人とはつい会話をせずにはいられないものだった。
せっかく会った日本人同士情報交換をして、お勧めの宿やレストランを紹介しあった。
経由の必要がなくなり直行が可能になり、ヨーロッパへ毎日複数の直行便がひとっ飛びになると
ヨーロッパで日本旅行者の旗を持った団体客に多数遭遇し、高級ショップでは日本人たちでひしめき合うように、、
その頃はヨーロッパのいたるところで日本人がいることに全く違和感を感じなくなり、日本人に遭遇すると目を合わせない自分がいたりした。
今じゃあ、目を合わせたくて挙動不審にキョロキョロしているっていうのにね
20年くらい前から団体旅行に飽きた日本人が個人旅行に目覚めはじめ「地球の歩き方」を片手にした日本人がヨーロッパのマイナーな地をたくさん歩いてました。
それも過去の話
ここ10年、日本人が減少し始め5年くらい前から中国や韓国人が逆転
フィレンツェでは中国旅行社の旗を持ったグループが楽しそうにひしめき合っている。
そんな中国観光客もかつての日本人のように個人旅行が流行っているそう
これもまた30年前では考えてなかった「未来」なのかもしれない。
で、今のヨーロッパでの日本人の様子はどう変わってきているのか
旅行者は少なくなってはいるが、ヨーロッパにどっぷりはまった少数の純性ヨーロッパマニア旅行者がいる
パリの日本人も、日本料理店や観光客向けの職に就く日本人だけではなく
フレンチレストランのシェフやパティシエ、フルーリストがいる
イタリアではスローフードを継承しトスカーナの田舎で宿を経営している日本人もいる
そして、ヨーロッパのサッカーチームでも日本人選手が活躍している
一般的にヨーロッパ離れが進んではいても、希少なヨーロッパマニアが生まれている
ファッションもそうかも
ファストファッションに溢れ、ここ5年から10年、ZARAやGAP、ユニクロに押されがち
そんな中、ファストファッションではなく、希少なヨーロッパファッションを求めた少数派のマニアックなお客様が増えている。
マニアたちは映画「バックトゥーザフューチャー」で感じたような未来への新鮮さを求めているのかもしれない。
飛行機の中で中国や韓国の人たちの元気な勢いに蹴倒されそうになってしまったが、少数派の我ら日本人も彼らの元気を見習い、新たな発見を探さねば
しかし、さらなる30年後はどーなってるのでしょうか?
想像もつきませんが、ただただ平和を祈るばかりです。
人類皆兄弟、みんな仲良く手を繋ぎましょう!
結局はそれですよね。ラブアンドピースです。
ということで、今年も稚拙な文書になりますがブログが始まりました。
そして今回の出張での最初の1日が始まりました。
今年もよろしくお願いいたします。良い年になりますように。合掌
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