パリからフィレンツェは飛行機
パリからブルッセルは列車を利用します。
海外での空港や駅は日本とは様子が違うので、気をつける事がいくつかあります。
フィレンツェやパリのシャルルドゴール空港は、毎回ストレスたまる空港
荷物の紛失や不愉快な職務怠慢での無意味な待ち時間
混んでいても急ぐことをしないカウンタースタッフにいつもイライラ
いつも長ーい列が出来て、待たされまくり
ヨーロッパでは、非効率的な長い行列がよくある
並び方が雑なので、そこでまたストレス
日本人が長い行列を作って大人しく待つ事ができるのは
こんな理不尽な思いをして待たされることがないから
大人しく待てるのかもしれません。
とにかくEU内で空の旅をする方は
トランクが届かない事を想定内に入れて手荷物の中身に一泊分を入れる。
そしてチェックインで待たされるかもしれないと予想すれば、ストレスが減ります。
予兆や予告めいた事は一切なく、トラブルは突然やってくるものなのです。
パリからブルッセルは列車での移動が一般的
フランス、ベルギーやオランダ、ドイツの4カ国を結ぶ高速列車タリスは、
コストパフォーマンスがよい。
1等2等に分かれ、2等でも十分快適なのですが、1等のサービスは価格以上です。
FREE Wi-Fiで、朝は朝食付き、ブルッセル駅からのタクシーの予約サービスあり、新聞のサービス
夜もまるで機内サービスのようなちゃんとした食事付きでワインやビールもあります。
味は普通ですが、なかなかのコストパフォーマンスです。
列車で気をつけるのは、行き先が列車に記載されてなく、発車ベルが鳴らない。
改札もないので、行き先とホームの確認が必須
たまに列車から車掌さんが出てきて、笛を鳴らしてるのもみるが、それも統一性がない。
それぞれの列車によって違う。
そして、時間がきたら静かに突然動き出します。
なので、構内の掲示板を見てホームの確認と出発時間の確認が必要
早くに出ることは、絶対にないので、行き先確認をして、不安なら車掌に聞いてただひたすら待つ。
乗車する前にホームで機械に切符を挿入し刻印しないといけないのですが、
最近はオンライン予約もでき、プリントアウトしたバーコードを座席か列車の乗り口で車掌に見せチェックインOK。
あと、日本のように、列車内での乗り越し精算や行き先変更などはできません。
違う切符だと、違反で多く支払いを余儀なくされます。
なので、心配ならしつこく切符を乗る前に車掌に聞くこと。
それさえわかれば、ヨーロッパの列車は、もしかしたら飛行機より確実な気がする。
ただ、駅は改札がないため切符がなくとも誰でも入ることが出来るので、スリやひったくりに要注意。
そこが列車のストレス、荷物は目が離せません。
今のところ、私の列車でのトラブルは遅延くらい。
また列車のもうひとつの魅力は、主要都市のターミナル駅の様子が美しいこと
歴史のある建造物が多い
今回のアントワープ駅は、世界で一番美しいといわれる駅のひとつ
時間を忘れてしまう美しさです。
トラブルがあると、こちらの人達はとにかく派手にやりあう
日本だと、申し訳なさそうな職員と不愉快そうな乗客
なんとなくはんなりと、それでもマイナスイオンは漂う、歯切れも悪い状況がよくあるが
こちらはさすが肉食、狩猟民族、お互い戦闘態勢で挑んでます。
農耕民族の日本人の私は、なかなかこの状況に順応できません。
なので、同じ国の人を探すが一番。
同じ農耕民族同士、相憐れみ助け合うのです。
でも長く滞在すると、ちょっぴり彼らのお行儀の悪さや気楽さが伝染してしまいます。
怒ることはなかなか出来ませんが、要求はしつこく言うようになってしまいます。
実際、しつこく言わないとなかなか実現しないのです、、、、
ヨーロッパではよくみんな好き勝手な人が多いので、大人しくしてるとほんとうに損
なので、ここでは、ちょっぴり戦闘態勢になった方が上策
彼らのたくましさや厚かましさ、そしてポジティブさを見習いながら、、、
多少疲れるけど、生きてる実感にどっぷりつかれる事は確かです。
楽に生きようとか、便利さに移行する事なく、交渉すればうまくいく時はいくし、行かない時はいかない
不便なら、不便なりに大雑把になればよい、行き当たりばったり
そんな空気が、ファッションにもあらわれている
パリの街はすてきな着こなしや自由奔放な装いに溢れてます。
ココシャネルがこんな言葉を残しています。
「きちんと着こなしていない女性の場合には洋服が目に付くが、
すばらしい着こなしの人の場合には洋服ではなくて彼女そのものが映えて見えるのだ」
まさにそれ
流行遅れなんて野暮なことは考えず、その人らしく着こなしている
同じようなスタイルの人ばかりの日本とは全く違う
年齢に合わせた装いではなく、その人らしさを大切にした装い
歳をとったら、ノースリーブやミニは着れないわってよく聞くが、こちらではそんな考え全くなし
見苦しさなんて微塵もない、むしろ若い女性より肌を出したマダムは素敵だし、かっこいい
おばちゃんだってミニスカートやサロペットをはいてる
小さい子は子どもにしかない期間限定の可愛らしさをわかった装いをしている
若い子は、はちきれんばかりの若さの美しさをよく分かっているからか、
化粧や服装で飾る事なくナチュラルでシンプルなファッションが多い
車や自転車だってそう。
オールドスタイルの車や自転車も多く、その人らしさが出る
ファッショナブルじゃなくても、なんだか味のある人がもたくさん
こんな風だから、仕草や行動も個性豊か
とても魅力的なのです。
外国に来ると、いろいろと伝染(うつ)るんです。
日本人も海外だといつもと違う装いをしてしまう人、多いですよね。
それ、日本でもやってほしい。
べつに、伝染したままでいいじゃないですか。
きっと、日本で誰かに伝染(うつ)してあげれるはず!
普段の生活から離れ、異国の地に行くと、
多少の不便な事や、見知らぬ事やカルチャーショックに出くわします。
嫌な事も経験しますが、学ぶことがほとんど
おかげでたくましくもなるし、自分が見えたりもする。
それが旅の醍醐味
自分が変われば、未来が変わる事が実感できる手っ取り早いのが旅なのかもしれません。
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