夏のフィレンツェです。
フィレンツェへは、日本からパリ経由での乗継で入ります。
日本からの便はほぼ日本人に囲まれ、パリからフィレンツェの便になると殆どがヨーロッパ人に変わります。
その機内から既に文化の違いが出ます。
私の手荷物はパソコンやらで重い。
手荷物を座席の上の棚に入れるのは1人では毎回難儀します。搭乗の時はみんな早く自分の座席に座りたいという背後のプレッシャーも感じる。
今回の羽田発、私の座席の周りの日本人男性はみんな、私の様子を一向に見向きもせず座ってました。
棚の真下の男性に至っては、うつむいて寝てる。
チラリと私の存在を意識してましたが、全く見動きせず
しかも棚の真下だというのに、通路側に身を出して寝てる。通路に人がたくさん通る搭乗時に身を乗り出して寝ているのもすごいマイペース。
こんな騒がしい搭乗時での機内、寝た振りかとも思ってしまう。
重いカートが寝てる男性に当たってしまってはこわいので、フライトアテンダントを呼んで手伝ってもらいました。
ところ変わって、Parisからフィレンツェへ向かう際の機内、ここでは全く違う。
自分の座席を見つけた様子を察知した途端に、待ってましたと言わんばかりに周りの男性達がいっきに立ち上がる。
そして、荷物は私の手をわずらわせることがなく座席の上の棚に素早く押し込まれる。
待ち構えてるんじゃないかと思うくらいにそういう時のヨーロッパの男性達の行動は早い
さっきの羽田からの日本人男性達とは全く違う。
ヨーロッパを旅をするとたくさんのレディファーストを体験します。
たまたま居合わせた男性達に荷物を運んでもらったり、扉を開けてもらったりなどは日常茶飯事
これは文化の違い、ヨーロッパの男性達は女性やお年寄りなど弱い立場の人達に優しいのです。
さっきの羽田発の日本人男性達、レディファーストのヨーロッパ男性を見て変わるかしら?
男性達だけではなく日本女性はどうなのか?
男性目線でヨーロッパの女性達と日本の女性との違いを聞いてみたい。
ヨーロッパはレディファーストだけど
ヨーロッパの女性達は守るべきものと思わせるくらいに弱いとはどうしたってみえない。
ただ言えることは、女性らしい装いをしている
日本女性が女性らしくないわけではないが、年齢を重ねるほどに女性らしい装いが減るのが日本
ヨーロッパの女性達は年齢が高い女性ほどにパワーアップ
若い女性にはない、大人の色気を醸し出した中年女性がワンさといる。
ディナーの場ではドレスアップが基本
これでもかと、もう隠すところはないくらいに露出したマダム達
そんなマダムの腰に手を添えた男性達
日本の熟年カップルではまず見ない光景がゴロゴロと転がってます。
カップルや家族でヨーロッパを旅をすれば、男性達の女性に対しての扱いが変わるかもしれません。
イタリアはマンマ(お母さん)の国
母親の立場が強いらしい。
その母親の躾から、こんな女性に優しい文化が生まれたのだとしたら、イタリアは女性に力がある国なのかもしれません。
イタリアに長く住む日本人が言うには
イタリアの男性はみんなマザコンというが、それはちょっと違うらしい
イタリアのマンマは、逆らえないボスなのだと
マンマの言うことに逆らったら大変なので、みんなマンマの言うことを聞くそうです。
何かある度に、「マンマに聞いてみるよ」というイタリア男性が多いのは
言うことを聞かないと、後でマンマにしかられるので怖いのです。
男性達は面倒を起こしたくないから、とりあえずマンマに聞く。
という事は、女性が怖いからレディファーストなのか?
とにかく女性に優しいマンマの国、イタリアに到着しました。
露出度の高いイタリア女性に囲まれながら、ヨーロッパのお仕事が始まりました。
日本のマンマ達!家庭でボスになるには、まずはイタリア女性のように色気を出すことからはじめてはいかがでしょう?
何かが変わるかもしれません。
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