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パリ報告 vol.4

週末から雨まじりの天気で、土曜の晩は朝までドッチャリ大雨が降ってました。

早朝からヴァンプの蚤の市に行く予定、、

昨日も行ったし、この雨じゃあなあ、、今日はやめよかな、、

と、半ばあきらめ気分

しかし、8時近くなって雨がぴたりとやみました。

蚤の市に「おいでおいで」と、手招きをされているようです。

雨上がりの空気は、ホコリっぽさが洗われ、爽やかなので気持ちがいい！

結局、バスに乗って、ヴァンプにクリニャンクールへと蚤の市はしごをし、

1930～60年代のデッドストックのボタンを仕入れてきました。

夕方からは、雲から晴れ間がのぞき始め、夕暮れ時はすこぶるよい天気に、、

明日から、また天気に恵まれそうです。

 

パリは、夏休みに入った子供達が夜まで遊んでいるのが目立つ。

モンパルナス駅を通ったら、これからバカンスへ行く子供連れ家族も沢山見かけます。

子供達の夏休みは3ヶ月もあるので、親達は子供達の予定を立てるの大変そうです。

おじいちゃんおばあちゃんが子供達を連れているのも見かけます。

子供達だけ実家に遊びに行くのを、おじいちゃん達が孫を迎えに来た感じです。

バカンス前のせわしさやウキウキ感が見え隠れし始めたパリです。

 

私も帰る頃が近づき、気持ちが忙しくなってきました。

こういう時って、妙にケガやうっかりが増える。

荷物の梱包を必死にやり過ぎ手首を痛めたり、ホテルの壁に頭や足先をぶつけたり、、、

だんだんと、日本へシフトし始めているからか、のんびりお気楽モードが薄れてきました。

本来のせかせか日本人気質が出て来ている、、

ちょっと、荷物や仕事の整理の手を止めて、パリの街を散歩しにいこう！

雨上がりの快晴なので、こういう日はセーヌ川からみるパリの景色はきれい

彼らの仕事が遅い理由は、この景色の良さなのかも、、

こういう景色を見てしまうと、ホテルに戻りたくなくなる。

仕事は明日にまわし、ご飯でも食べよーー。結局、帰りが遅くなり、毎日寝不足です。

歩き回るから、面白いお店や美味しいビストロを見つけたりもあります。

パリ報告 vol.3

パリでは、様々なブランドのショウルームへ行き、あっちこっちと移動するため

前回作ったパスをチャージし、メトロやバスに乗って動きます。

このパス、面倒くさがらずに、購入して正解でした！

メトロが動かなかったりもあるので、改札に入ってから地上に戻り、バスに乗り換える事もしばしば

その都度、切符が台無しになるのはもったいないので、パスなら乗り換えも気にせず出来ます。

最低一週間からといっても、一日に何度もメトロやバスに乗るならおすすめです。

ルファードラバレンヌのショウルームへ行きました。

その朝も、待てどもメトロが来ず

待っている人たちがあきらめて出口へ行くので、結局バスで向かう事にしました。

バレンヌのスタッフは共通して、みんなのんびりとお気楽な人たちが多い

ギリギリまで連絡がとれなかった上に、前々日に日にちが間違えていたとか言う連絡がきたりする。

昨年退社してしまった前任者から今回引き継いだ方は、前回の方よりさらにのんびりしている。

 バレンヌのショウルームに着いたら、子供のコレクションがない？？

どうやら我々はレディースと勘違いしていたらしい。

（ルファードラバレンヌはレディース、メンズ、インテリアも展開してます。）

「先週末に引き払っちゃって、別の所にいってるの！9月末にまた来れる？」

なんてお気楽な、、私たち、遠い日本から来てるってわかってる？？

こうなったら9月に行く？？って言うわけにはいかないので

日本に書類や生地見本を送ってもらうことにします。

バレンヌのジャージシリーズはシルエットも定番なので、参考書類さえあれば大丈夫。

 しかし本当にのんびりしたブランドです。

スタッフはこんなんだし入荷も遅いけど、品質は確かなので、やっぱり外せないブランドです。

注文してから来るまでが遅いけど、美味しいから許せちゃう飲食店みたいなもんですね。

 バレンヌの前に別のブランドを終えて、遅れて来た友人が、事の次第に驚きつつ

「一社、仕事が減ったわ！これで一息つけるぅーー！ありがとお！バレンヌぅ」

と、さらにお気楽な一言

外人と長く仕事をすると、このような柔軟性が培われるんですね

 帰る時に、担当者が

「これ、お土産よおー！じゃあね、アビアントー！ボンジョルネーー！」

と、スゴいお気楽なパナマ帽を私と友人にプレゼントしてくれた。

予報通りに雨が降って来たので、私は傘を持ってたけど、友人は忘れていて

そのド派手なパナマ帽を傘代わりにかぶって、

「いいねえ、気が利くねえ、バレンヌ！」と、上機嫌

日本だったら、目を疑う派手なパナマ帽、パリでは誰も見向きもしない、、

さすが個性豊かな人がいっぱいいるパリ

他人なんて気にしちゃあいないフランス人です。

 友人はフィレンツェの後にミラノをまわって、前日は日帰りロンドンという

殺人的なスケジュールをこなしている

その友人と、いきなり降ってわいた空き時間に、サンマルタン運河まで出て、ランチをしました。

 

出張中はゆっくりとランチをするなんて出来ないので、バレンヌ様々です。

この日から、天気が崩れ始め、一日に何度もにわか雨が降ってます。

気温も下がり始めましたが、日本みたいに一日中降る事はなく、さっと降って晴れ間が出る。

だから、みんな傘なんてささないのかも、

サンマルタンで、息抜きが出来たので、エネルギー充電ができました。

週末からは、パリの展示会が始まるし、朝早くにヴァンプの蚤の市も行きたい。

 

バレンヌのミスには参ったけど、一息つけたので、有り難い一日でした。

メルシー！バレンヌ！

 

パリ報告 vol.2

ご褒美でももらっているかのように、毎日が気持ちのよい天気。

フランスはイタリアよりさらに日が長いので、パリでは夜更かし続きです。

普段あまりお酒を飲まないのに、このカラリとした気候にビールが合う！

きりりと冷えた白ワインも美味しい！

 

このまま部屋に帰ってねちゃうの？

と、毎晩誘惑にかられる魅力的な夜のため、、、寝不足です。

でもね、待ち行く人たちを見るのも、仕事仕事！

サンジェルマンの夜のカフェはおしゃれなパリジャン、パリジェンヌがいっぱい

ファッションウィークでもあるから、至る所でイベントやレセプションパーティーに出くわす！

Merciでもイベントがあり、ビールのサービスが、、夏のパリは誘惑がいっぱいです。

 

 

この夏は、コーラルピンクやオレンジ色が目立つ。

フランス人が好きなカラーでもあるけど、この色、夏の眩しい日射しによく映える。

そして、リネンジャージのカットソーやリネンシャツにコットンパンツ

一番よく見るのはなんといっても、かなり細身のスリムパンツ

パンツもカラーヴァリエーションが豊富

パンツのシルエットは、スリムか裾に向かって細くなるテーパードスタイル

ボーイズライクなチノパンをはいた、トラッドスタイルも気になる。

 

思い切ってスリムパンツやテーパードに挑戦してみませんか？

ありきたりのパンツスタイルをやめてスリムやテーパードに合わせると、

流行のゆるいTシャツやメンズ仕立てのシャツとよく合う事に気づきます。

シャツはパンツにインして、細ベルトが素敵

なので、パンツもシャツもサイズ感が大切

  

パンツに限らず、どんな服もサイズ選びが肝心

これは、大人だけでなく子供もそう

着こなしに長けた子達はみんな、サイズ選びが上手いのです。

そして、帽子やスカーフ、アクセサリー、シューズ選びも上手い！

一番大切なのは、その人の体型に合わせた「着崩し」です。

これが、本当に上手い、、、

 パリの道行く人を参考にして、無難な着こなしを打破しよう！！と、触発されてます。

皆さんも参考にしてください！

 

 

パリ報告 vol.1

猛暑のフィレンツェから、爽やかなカラリとした暑さのパリに戻ってきました。

出る時は寒かったけど、今週からは天候に恵まれ毎日晴れマーク。

朝晩は寒いけど、日射しが出ると暑い、日陰は涼しく、風もさわやか

まるで避暑地のように、最高に快適な天気です。

なので、みんな思い思いの格好をしている

リゾートのような、サマードレスやタンクトップにショートパンツの人がいると思えば

レザージャケットやトレンチコート、ジャケットの人。ニットのリブニットキャップをかぶっている子もいる。

こういう気候の国なので、春夏のアイテムに、カシミアやウールにレザー

厚地のニットやジャケットがふんだんにコレクションに組み込まれている事に納得です。

日本なら冬にしか存在しないような、ニットやジャケットにコートが、この国では夏でも活躍するのです。

 

クリニャンクールの蚤の市に行ってきました。

お店で取り扱うようになってみると、アンティークやデッドストックが好きな方が集まってきます。

ベークライト好きやカメオ好き、そんな収集家の方ともお知り合いになれて楽しいです。

リクエストが多いベークライトは、どんどん少なくなってきてますが、今回も色々見つけてきました！

クリニャンクールでは、店員や店主がどこへいるのか分からない。

離れた所で、売り物の机とイスを並べてゲームをしていたり、ご飯食べていたりしてます。

この自由奔放な光景を見るのも楽しみのひとつ。

ボヘミアン的な生活を送っている人たちばかりがいるこの国、

普段、没個性な日本にいるからか、そんな彼らが羨ましくて仕方がない。

仕入れてくるアクセサリー類は、そんな自由奔放な他人なんて気にしてないフランス的要素を

ふんだんに楽しめるようなアクセサリーを探してしまいます。

なかなか日本では手に入らないような、ちょっと楽しいモチーフや色、形

今回は夏なので、プロヴァンスでのお守り、命の象徴でもある「蝉」のブローチも仕入れました。

 クリニャンクールやパリの街を歩く素敵な人たちを見て、エッセンスを持ち帰ってこようと思います！

パリはファッションウィークでもあるので、奇抜なファッションも楽しめそう。

楽しみです。

イタリア報告 vol.4

フィレンツェでの3日間の展示会が終了しました。

この3日間は、毎回かなりハードなので、体力勝負。

今回は追い討ちをかけるように、36℃を超える猛暑のため

終了した後に街を歩く気力が残っていない。

展示会場の外を出ると、街全体が世界遺産ならではの美しい光景なのに

元気はなく、ヘロヘロになりながらホテルへ直行

そして、休憩する間もなく、ディナーの時間です。

オーナー家族がリタイアするという事で、最終日も初日と同じリストランテへ行きました。

どんなに疲れていても、イタリアでは、何が何でも食べます！！！

そんな３日間が過ぎ、今日はパリに戻る移動日なのに、性懲りもなくまた食べる。

フィレンツェはジェラート発祥の地だけあって、どこで食べてもおいしい

美味しいという評判のジェラート店は、外まで人が溢れています。

老舗や名店と言っても、他と変らない素朴な店なのがフィレンツェらしい、、

夏ならではの、ペッシェ（桃）やメローネ（メロン）が、美味しい！

果物をそのまま食べているような美味しさ

フラゴーラ（イチゴ）やリモーネ（レモン）にマンゴ、ピスタチオにバナナ

何を食べても、ほっぺが落ちる美味しさです。

5月に出来たばかりのトリノのチョコレート専門店Venchiのジェラテリアでは

ジャンデュイヤチョコに、コーヒーシャーベット！

暑いからいくらでも食べれる！ジェラートのはしごをしました。

 そして、最後にイタリアと言えば、カフェでのエスプレッソ

イタリア人をまねて、砂糖を入れて、クイッと飲みます。喉越しがよく、美味しいですよ。

そして、中央市場でイタリア食材を購入

毎回、チーズやドライトマトやポルチーニ等のトスカーナ食材をここで仕入れます。

この間の地震で被害があったバルサミコ酢が値上がりするという話があり、16年もののバルサミコ酢を友人が購入

ネットリとしていて、あまくてフルーティー、とても濃厚です。

25年以上になると、バルサミコ酢が主役の料理じゃないともったいないくらい高級です。

バルサミコはエミリアロマーナ州のモデナかレッジョエミリオで作られたものだけを「バルサミコ酢」と言い

その土地以外で作って、バルサミコと語ったら、捕まってしまうそうです。

イタリアが、地方の特産を守っているという事がよくわかります。

 

イタリアの景色同様に、ファッションに料理、そしてイタリア人そのものが

いつでもぶれずに変らないのは、自分たちの歴史や特色に誇りを持っているからなのかも。

だから、流行がそれなりにあっても、なんとなくクラシックでイタリア的な要素がいつでもある。

大人達はセクシーでボディを強調が絶対！子供達はクラシックでエレガント。

分かりやすく、単純明快、そして陽気！

そのせいか、イタリアに来ると自分まで開放的に陽気なってる事が多い。

これがイタリアスタンダードってことなのかも。

イタリアとはまた違う、フランスに戻るのが楽しみ！

パリに戻ったら、まずはデッドストックやヴィンテージアクセサリーの仕入れに行きます。

掘り出し物が見つかりますように！

では、チャオチャオ！