いつ来ても、新鮮な感動をもらえるパリ。 やっぱり、パリが好き!もう、何度も公言しているかもしれませんが、パリにはノックアウトなのです。 イタリアにいた時、いたる人達が(大人や子ども)ダウンコート。 (流行を気にしないおじいちゃんおばあちゃんだけは、時が止まったような昔っぽいコート。それがまた、いい!) でも、パリの街は違う。ウールのコートが多い。もちろん、ダウンだっているけど、
オシャレだなって思うのは、ピーコートだったり、ミリタリーだったり、エレガントなロングコートです。
ダウンって、基本はスポーツライン。もちろん、ファッションに取り入れる事は自由。
でも、イタリアでは、面白いくらいみんなが着てた。 流行するとみんなが着てる、イタリア。
そこが、日本ととっても似ている。日本も、若い人達がみんな同じ格好をしてます。 パリは違う。それぞれが、それぞれの個性をもっているファッション。
え?いったい何がちがうの?って、思われるかもしれないけど、簡単に言うと、さりげないのです。 かくいう私も、今回極寒と聞いて、ダウンを着用。
パリに来て、オシャレじゃないなーと感じながら、コートの替えがないからと我慢。 ファッション関係者に、呼び止められ「それ、どこのダウン?」と、聞かれました。 7年以上前に買ったダウン。でも、ブランドが表から出てないところが「クール!」と、言われた。
「○○のブランド着てます」とわかる服はパリではアウトなのかも イタリアで目につく人達は、楽しくなるほどセクシーな女性やセクシャルな男性達、
女性はロングヘア、男性はウェービーで長め(もしくは、短く刈ったレオン風) 官能的で刺激的な彼らは、見ていて人生を謳歌しているようで、元気になる。 フランスだと、目につくのは、シックでエレガント、醸し出す空気がおしゃれな人達なのです。
女性も男性もスタイルは様々なんだけど、色やシルエットはがシック、
けっしてイタリアみたいにゴージャスではなくて、落ち着いた感じ イタリアでは、カメラを向けても皆、陽気。パシャパシャ写真を撮っちゃう。
でも、パリだとそうはいかない。別におこられる訳ではないけど、 なんだか、見ているだけで緊張しちゃうのです。かっこよさの空気が違う。 イタリア人のかっこいい人がモデルかタレントなら、フランス人は映画俳優って感じなのです。
これ、私にとって、ズバリの表現! カフェで、立ち飲みしながらお茶をしている男性達の姿もイタリアだとファッション雑誌みたいだけど、パリだと映画のひとコマ。
カメラを向けて、邪魔できない!と、思っちゃう。 今日、老舗のキャンドルショップへ立ち寄りました。 ルイ14世の時代からの歴史あるキャンドル屋さんの、「シールトリュドン」 ルイ14世にはじまりベルサイユ宮殿へ献上した由緒あるキャンドルショップ 当時から変わらぬレシピのもと、昔ながらの道具を用い作り続けられている天然植物100%の高品質なキャンドるは魅力的な香りがいっぱいです。 そこで、香りを楽しんでいたら、ひとりの素敵な男性が。
ヨージっぽい黒い服に身を包み、髪は銀髪、耳には黒いピアス。
エレガントで、パンキッシュで、ただ者ではない。(たぶん、ストレートではないとは思う)
香りを店員と相談しながら、キャンドル選び。
もう、その立ち居振る舞いの素敵さに、震えました。
こんな状況に遭遇すると、さらにパリ信奉者になってしまいます。
ここでは、キャンドルの香りを嗅ぐには、スタッフがキャンドルを覆ったガラスのおおきなケースを鼻に近づけます。
これは、17世紀から変わらない手法。
どんなに文明が発達しても、エレガントな文化は無くならない。これは、イタリアにも通じます。 男性達がエレガントなのも、宮廷文化が華やいだ頃のフランスの名残?
かれも、歴史を感じるひとりなのです。 彼には「ミスター」なんて、ふざけた言葉は使えない。「ムッシュウ」なのです。
決して、「ムッシュウかまやつ」じゃあないんですよ、みなさん。 今日も、どんな素敵なシーンをみれるのかしら?
これから映画を見るような気分で、パリの街へでかけます。オールヴォアー
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