たっぷり睡眠をとり、早朝に起ました。
今日からパリです。
今回のパリの宿は、あの今は亡きゲインズブールの家の前!
サンジェルマンというこの瀟洒な街中に突如として現れる落書きだらけの塀に囲まれた家
そう さすが、エルメスのかばんに落書きやステッカーを貼り、足で踏んでから使う「バーキン」のバッグで知られたジェーンバーキン様の元だんな
フランスを代表とする、かっこいい男性です
フランスのかっこよさを代表する人の家を毎日通るのか、、と、かなり嬉しいです
彼の家の前を通り、今日は朝から一日かけてクリニャンクールの蚤の市です。
蚤の市というと、朝7時から午後までが通常
早めにいかないと、掘り出し物がなくなってしまいます。
しかしクリニャンクールは通常の蚤の市と違い、常設したショップが軒を連ねているので10時からのゆっくりスタート
仕入れに来ている人が多いのも、クリニャンクールならでは
アンティークはもちろん絵画やシャンデリア等の室内装飾
そしてヴィンテージやガラクタにいたるまで
巨大な敷地に無数のショップがあつまるクリニャンクール
初めて行った時は右も左も分からず
パリ在住のガイドも経験したという素晴らしい案内人がいてくれたおかげで、
彼のあとをついて行くだけでした。
行けば行くほど奥の深さ、迷宮のような複雑さを知ります。
そして、危険さも徐々にわかる。
小さな道も沢山あるし、路地が突き当たりになっているので、むやみやたらに歩き回ると迷ってしまいます。
駅からメインまでの間は、ギャングか?というような男達が、
手にブランド時計やベルト等を抱えて寄ってくる
違法な空気たっぷりの中、足早に歩きます。
慣れた頃が危ないというので、恐がりの私はコウサギというよりも、
蛇ににらまれたカエルのように、ピョンピョンと足早にいつもの仕入れ先に入り(逃げ)込みます。
日曜は観光客も多いので、沢山の人
彼らが帰る4時くらいに引き上げれば問題なし。
以前うっかり6時までいて真っ暗。
日本人のバイヤーの男の子がいてくれたおかげで安心して帰れました。
今回もうっかり暗くなったら、小さいカエルの私は誰かの背後に潜り込みます、、、
いつもの仕入れ先に入ったら、むくむくと気が大きくなり、小さくなったカエルがいつものコウサギに変身
ヴィンテージやデッドストックに囲まれ、テンション上がります。
オッティの人気商品となった60年代から70年代のアクセサリーを仕入れました。
ここは3代に渡るボタンやレース、アクセサリーなどのファッションパーツ中心のアンティークショップ
沢山のデッドストックがまた増えたというだけあり、前までなかったかわいいデッドストックが!!
ベークライトや練りガラス、セルロイド、、60年代のパリに引き込まれます。
今週からはファッションウィークなので、お客さんもたくさん
あ!あれ素敵!と、思ったら、残念!全部、買い占められた、、、ということも、
気に入ったものはがっちりと手放さず、たっぷりの時間を使い素敵なアイテムを見つけてきました。
休憩はいつも行くビストロへ
外まで人があふれる混雑で、同じアジア人ということで韓国人グループと相席
ガヤガヤとした賑やかなビストロの雰囲気に巻き込まれ、私たちも縁あって同席になったので、選んだメニューをシェアをしました。
今日その足で、アヴィニョンからニース、そしてイタリアのトリノへ車でアンティーク巡りをするそうです。
もちろん、仕事で
うらやましい!!食器や家具等を仕入れるそうです。
いつか私も、車でアンティーク巡りをしたいと思いました。
今回は前回の反省をいかし、明るい夕方にはクリニャンクールを後にしました。
油断をすると、本当にいつの間にか外に人がいなくなるのです。
帰りは地下鉄のOdeonで降りたら、サンジェルマン大通りが通行止め
何が始まったのかと思ったら、ローラースケートの大群が!
ローラースケートの大会のようです。
格好がスポーツウェアじゃなく、普段着な所もフランスならでは
街で、自転車を乗るようにローラースケートで移動している人はよく見かけます。
日本では考えられない。
皇居でマラソンしている人の通行人に対するマナーの悪さがニュースになるくらいなんだから、日本の定規では計れなさそうです。
パリではお互いが文句を直に言い合っているから、ニュースになる前に直談判
そして、お互いの主張を通している感じです。
こっちでは、彼らの日常を見る度に、日本を離れてみるもんだなーと感じます。
旅はいいもんです。沢山の発見があります。
寒いからファーマフラ
三ヶ月の子犬を大事そうに抱える、パンキッシュな彼、、かっこ良すぎる
パリの日常ひとつひとつが、洪水のように身体にしみ込みます。
洗礼にあっているように、パリにひれ伏す私です
(あくまでも、私のシュミなので勘弁して下さい、、)
では、アビアントー
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