イタリアファッションって、簡潔に言うと「おしゃれ」というより「派手」の一言に限る。
なぜなら、それが「イタリア」的なのだから、、、
ドン小西のように、一歩間違えたら芸人になりそうでならない、、
そのギリギリの一線を守れているのは何か?
それは何と言っても、イタリア人がイタリア人らしくなる雰囲気作りに長けているからなのです。
立ち姿もカッコいいし、いつでも胸を張っている。
ネコ背のイタリア人って見た事がありません。
そして女性達に限らず、男性も身体のラインをきれいに見せれるよう、ジャストサイズを着ています。
それは子供達にも当てはまります。
きれいに衣服を身につける幼少期があるから、大人になってのサイズ選びがプロ並みに上手い。
イタリア人達がオーバーサイズの洋服を着る事は、まずあり得ない。
子供達は、そんな親や周りの大人達のイタリア的美意識を見せられて大人になっていく。
イタリア男性らしく、そしてイタリア女性らしい大人に成長していくのです。
イタリア人達が、びっくりするような派手な格好をしていても、芸人にならないのは
その場所やその場の雰囲気に合わせた身なりをしているので、違和感を感じないのです。
しかも、イタリアの街はドラマチックだから、素敵に映えるのです。
日本の風景はどこもはんなりとしているから、なかなか原色はしっくり来ない。
でも、夏は日射しが強いし、カラッとしているので原色が似合う
日本の浴衣の絵柄のように、真っ白や大きめのプリントも夏の日射しによく映えます。
これから、日本でも派手なイタリア的な装いが似合う季節が到来します。