イタリアのフィレンツェから、2017年夏の出張ブログ開始です。
私は関東人、江戸っ子と浜っ子のハーフである。
急に、なんじゃそれ?と、言われそうだけど
今回の出張では、大阪人と行動を共にしてるので、東と西の違いの話題で花開いてる。
関東でも、東京や横浜、千葉や埼玉、群馬に栃木でそれぞれ違うように、関西でも大阪や京都に兵庫、奈良や和歌山に滋賀とあり、それぞれ違いがある。
言葉だけでなく、性格や習慣が違う。聞けば聞くほど面白い。
この違いを知らずに人生を送っていたら損をしてたなと、大げさの様だけど、思う。
当たり前だと思っている事が、実はそうでは無く自分の住んでる地域だけの事だったりする。
小さい日本でこうなんだから、遠い異国のそれも巨大に広いヨーロッパが、地域や国によって全く文化や言語が違うのは当然
言葉だけではなく、食はもちろんだし、習慣も違う。
イタリアは、最近ではフィレンツェしか行ってないけど、ミラノやローマ、ナポリにジェノバ、ベネチアなど、地方によって食事も風土も、そして人の気質もまったく違う。
フィレンツェはトスカーナ州、トスカーナにもフィレンツェだけではなく、ピサやシエナなど多数の街がある。
どこも歴史があるが、フィレンツェはかつてのフィレンツェ共和国の都で、今はトスカーナの州都である。
フィレンツェはかつての日本の都、京都に似ていて、観光客がいつもひしめき合うため、実際に中心地域に住む人は少ない。
慢性的に混雑していて、住民はさぞかし不便をしてると思われます。
いろんな点が関西の京都とにてる。
フィレンツェ人は、イタリアの中でも陽気と言うより、どちらかというと文化的なイメージ。
関西の中での京都もおなじかも
イタリアの中で、陽気なのはやはり南イタリア。
南イタリアの人たちは、さらに声も大きく、賑やかで大げさ。
身振り手振りも大きい。そして、人好きなのか、よく声をかけてくる。
そんなイタリアに来た関西人が、イタリア人は関西人と似てるという
何言ってんだか、と、最初はおもったけど
確かに、関西へ行くと気さくに声をかけられる。
電車の中で、おばさんに「お姉ちゃん、アメチャン食べるぅ?」と、飴をもらった事もある。
それだけではない、イタリア語の響きも、関西弁と似てるとまで言ってきた。
果たしてそうか?と、思ったけど、耳を澄ませば、確かにそうかも。
関西弁を聞いてると、関東弁より関西弁の方が、語尾が上がり、ひとつひとつのフレーズが聞き取りやすい。
おどろいた時や喜んだ時の反応も、何だかイタリア人っぽい。
「それほんまぁ!?マジあかーぁん!」「おおきにぃ!ありがとぉねー。」
が、イタリア語の「マンマミーア!」「グラァーツェー!」に聞こえてきた。
「なんでやねーん」がイタリア語の「ペルケー?」と響きが似てるような気がしてきた。
単調な関東弁は、コショコショ喋るフランス語と似てるんちゃう?
と、関東=フランス説まで出てきた。
東京のタクシー運転手さんは話しかけることは少ないが、大阪では、まず「お疲れさんですー」と労われてから、まあよく話してくるので、初めて乗った時にびっくりした。
パリのタクシーのドライバーは愛想が悪いが、イタリアは明るく話しかける。
イタリアの運転荒いけど、それも共通するのか?今度、きいてみよ。
食に関してはどうか?大阪は粉文化!うどんにお好み焼き、たこ焼きだ。
まずい!イタリアも粉文化だ。パスタもまさしくデンプン、スパゲティにピザ
イタリアがだんだん関西に見えてきた。
関東には素晴らしい蕎麦がある、やばい、フランスにはそば粉クレープだ!
高級ブランド街を歩けば、イタリアブランドのお決まりプリントのアニマルプリントが、、
この秋冬は豹柄通り越して、豹の顔柄がGUCCIで並んでる。
こんなん高い服買うたら、一生着なあかんなあ〜〜、いや太っても一生着るでぇ
と、大阪人が囁いてる
大阪についた途端に、ヒョウ柄を全身身にまとったオバチャンが自転車を飛ばしていた姿を思い出す。
あかん、もうだめだ。イタリアの炎天下で頭がやられそう。
いま、フィレンツェは夏のバカンスが始まって観光客でごった返しはじめてる。
色んな人種が集まってゴチャゴチャな中で、関東人と関西人がゴチャゴチャな会話をしながら、仕事前の楽しいひとときを過ごしてます。
江戸っ子と浜っ子の夫婦、よくお互いの常識の違いを認めているようで、自慢しあっていた。
「横浜は昔から西洋風なものに囲まれてるのよ、下町にはこんなのないでしょ」
「江戸っ子はみんな気前がいーんだよね」
仲良くやってる時はよいが、度が過ぎると喧嘩になっていた。
関東同士でこうなんだから、イタリアでもありそう。
仲良くやる秘訣はなんでしょね。お互いを尊重し合うことかな
最近の自国ファースト風潮には、承服しかねてしまう。
こんな遠いイタリアで、同じ日本人の大阪VS東京で、お互いの自慢や主張をしていてもきりがないんだもの
今はグローバル化とインターネットの普及のせいで、こんなに世界がごちゃ混ぜになってしまった
利益の追求から生まれた社会
だから、喧嘩しないように相手を尊重しないとドロ沼
明日から、ヨーロッパ最大の子供服の展示会Pitti Bimboが始まります。
南はスペインやギリシャ、北はオランダや北欧から集まり、ゴチャゴチャ。
それがまた楽しいのです。
言葉も文化も何もかも違うけど、同じなのはみんなが子供たちを素敵に装う事を願う、意識の高いブランド達が集まります。
また、陽気なイタリアでの開催だからか、みんな楽しそう。いや、楽しんでる。人生、楽しんだもん勝ち、そして相手も楽しんでもらえれば、ハッピーなのです。
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