フィレンツェの怒濤の日々が瞬く間に過ぎていく
街の散策は着いた初日のみ
ほとんどはピッティ会場の中で毎日を過ごします。
会場の外は観光客であふれ、みんな歴史ある建物や街並みを堪能していて楽しそう
ところ変わって、ピッティ会場内は別世界
子供服といえど、会場内は最新ファッションのお披露目の場
遺跡のような古めかしい城壁の中で
アルマーニにD&GにDIORなどのラグジュアリーブランドから
世界に名の知れたカジュアルブランドや
家族経営や少人数で経営するブランドまで
大小様々な世界各国のメゾンが集まります。
とはいえ、やはりブランドも訪問客も開催国のイタリア勢がほとんど
イタリアは不幸にも2018ワールドカップの出場を逃してしまい、
おかげで気もそぞろということもなく、
会場内は珍しく仕事に励むイタリア人であふれています。
サッカー好きのイタリアは冗談抜きでイタリア戦の時は仕事はそっちのけ
夏のコレクション時はW杯だけではなくユーロサッカーなど大きな大会の時期に重なる
イタリアが勝ち進むとイタリア人達もヒートアップ
会場内にはサッカー観戦用にテレビも設置していたので仕事場はもぬけの殻
イタリア男子たちのサッカーへの情熱の凄さに何度も驚かされた
イタリアにいるとサッカー好きでなくとも、見なくてはいけない気分にさせるほどの白熱ぶりです。
なぜこんなにイタリアはサッカーが好きなのか
作家の塩野七生曰く
少ない点で競う(バスケットのようにバンバン点が入らない)
フィールドが芝生で広大
1時間半と時間が決められていること
足だけを使う
選手の守備範囲は様々で厳密に決められてなく、監督の権限も強くない
こういった理由を読むと、なるほど
点数の少なさは単純明快を意味するし
広い芝のフィールドで見た目美しく、そして優雅な足技を競う姿は美意識高いイタリア好みかも
監督の権限が少ないなんて、自己に任せる放置状態
(要するに男達のケンカ?)
22人の屈強な男達がフィールド上で1時間半の限られた時間を足だけを使い競う合うのです。
たまたまゴール前にいた時の選手がゴールを決めれるなんて臨機応変さもイタリア的
まさに熱しやすく、単純明快なのが大好きで、見た目重視のイタリア好みなスポーツと思った
だからこそ、さぞかし今回の敗退はイタリア人にとって屈辱だったに違いない
そんなこんなで、今回はイタリア人がなんだか大人しく、そしてサボらず働いてます。
世代交代しなかったのが敗因とのこと、どの世界でも共通することかも
サッカーのせいで、今年の彼らはどこか大人しく感じてしまいます。
という事で、イタリア服は見た目重視で楽しまないと真髄は理解できません。
美しく、そしてエレガントに
この夏のオッティのイタリアブランドは
DOUUODにOlive、そしてGREVI~グレビ
大人服はPomandere~ポマンデーレ
次のシーズンはあらたなイタリア子供服を始める予定です。
4年後を期待しながら、イタリア服を楽しみましょう。
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