フィレンツェからパリに戻る便でトラブルが発生!
今回ピッティ終了後、フィレンツェには泊まらずパリに戻る事にしていました。
予約した飛行機は2:50 なので正午まではフィレンツェの街も回れます。
アメリカもヨーロッパも子供達の夏休みは6月中旬からなので、家族旅行で賑わってます。
今日も猛暑です!
朝、市場でお土産にする乾燥トマトなどの食材を仕入れ
時間が少しあったので、フェラガモ美術館へ行きました。
オードリーヘップバーンやソフィアローレン等の靴の木型が陳列
フェラガモ作の靴もエレガントでとっても美しい!
見応えありおもしろかったです。
入場料/5ユーロです
http://www.museoferragamo.it/en/mostre-incorso.php?id=28
エレガントな靴を履きたい衝動にかられました、、、
ミラノ組パリ組に別れ、私はパリ組。正午には空港に向かいました。
通常なら出発一時間前で大丈夫なのですが、心配性の私はいつもさらに余裕を持って2時間前に到着
しかし、チェックインカウンターがいっこうに列が縮まらず、ずーーっと待たされました。
暑い環境で長い時間待たされ、貧血で倒れる女性まで出てきて、何となくトラブルめいた空気を感じました。
{なんとなく嫌な予感、、今日は用心してパリに帰ったら、外出は控えておとなしく休養をとろう}
そんな事を考えながら、チェックインカウンターの長い行列を一時間以上待ちようやく出発ぎりぎりにチェックイン
前後の人たちも同じ便なので、一同不安を隠せずにカウンターの愛想の悪いイタリア女性に
「間に合うの?」と、きいたら
「Promice!約束するわ!」という一言、急ぎ足でゲートへ!
その場所から荷物や身体検査をして、飛行機にのせるバスまで行ったらバスが出た直前でした!!
げーーっ!トイレなんて行かなきゃよかった!!心なしか、空港スタッフも慌てている。
でも、トイレも行けないくらいギリギリもありえないよーー!と、憤慨(その時点で離陸時間直前でしたが)
もちろん、一緒にチェックインカウンターに並んでいた人たちも一緒でした。
空港スタッフの女性が2台目のバスを用意してくれ急に笑顔で
「大丈夫!安心して。このバスで待っててね」とのこと。ほっと、一安心
さすがに、チェックインを待たせておいて、勝手に離陸する飛行機はないので、この時は100%乗れないなんて頭になかった
チェックインカウンターでの後ろにいたアメリカ人5人家族など合わせて10数人がバスで待たされ、ようやくバスが発車
着いたところで、皆の頭の中に「???」「Why??」「Whaaaat???」「えーー!なんでここ?」
私たちの乗る飛行機なんてないじゃない!(フィレンツェパリ間は小型機なので、バスで飛行機まで行きます)
なんと着いた場所は、荷物受け取りカウンターでした。その時になると、数少ないパリ組の私たちは一致団結!
みんなで、「私たち到着したんじゃないのよ!これから飛行機乗るのよ!」と、大騒ぎ
外人にまぎれて不安でしたが、ひとり、イタリア在住の日本人もいてくれたので心強い。
私たちは出発組なのになぜ??
空港の人に聞いたら「荷物を受け取れ!」と、ただの一言
たしかに、目の前のベルトコンベアにまぎれもなくさっきやっと預けた自分のトランクが回ってる。
聞けば、セスナが着陸に失敗し、機体が破損。その残骸が空港に散らばっていて、多数の飛行機が別空港に着陸したとの事、
そのうちのひとつが私たちの機体で、ピサに向かったので私たちパリ便のみんなはバスでピサに向かうのです。
しかし、なんていい加減で驚いた。ここにくるまで、そんな説明いっさいなし
上の内容も、聞いたから教えてくれました。
さすがイタリアと褒めるべきか、あきれるべきか
確かに原因説明よりも、乗客の私たちを真っ先にピサへ向かわせるのが先決なので、ある意味仕事ができるのか??
さっき空港内のバスに乗せた乗務員は一言「問題ないわよ!OK!」と、それだけで去っていった。
日本の空港なら、空港スタッフが無線を持って同行し、誘導しそうなものだけど、イタリアはだれもいない、、
ところで、ピサ行きのバスはいったいどこから出るんだ?
さっきのアメリカ人家族は??あ!見つけた。
みんなと一緒にまるで小魚の家族が、大きい魚に食べられないように、混乱した人たちの人ごみの中を縫うようにトランクを引っ張りながら進みます。
まるで2時間、時間を巻き戻すかのように、さっきの長いチェックインカウンターを抜け、最初にタクシーで降りた外へ行くと大型バスが何台も停車しています。
見れば、私たちより先にチェックインした人たちが並んでバスに乗っています。
ボーディングパスを見せると手書きでのチェックイン「OK!荷物入れて乗って!」と、もちろんトランクは自分で入れる。
先にチェックインしたバスの一行は先に出発し、私たちのバスは空いてます。
こんないい加減で、ちゃんと一人残さずバスに乗せるんだから大したもんです。
こうなったら、アンラッキーをラッキーにシフトして、ピサまでの車窓を楽しむしかありません。
やっぱり、予感的中トラブル続出のパリ行きの始まりです。時計は既に出発時間は過ぎ、16時にさしかかってました。
注*なぜ、ピサまで行くかというと、パリフィレンツェ間の移動の機体は数機で行ったり来たりしているのです。
フィレンツェからパリに飛ぶ我々が乗るはずの飛行機が、パリからの乗客を乗せたままピサに着陸したので、わざわざピサにバスで向かうという事です。
なので、フィレンツェに到着するはずの人たちも、今頃ピサからフィレンツェにバスで向かっているはずです。
理解できましたか?
霧の多い時期等も着陸できないことがよくあります。
結構よく聞く話なのですが、まさか私が当たるとは、、、、
後半に続く