予報通りに、金曜から気温が下がり涼しくなりました。太陽の下はもちろん暑いですが、すごしやすくなりました。
その週末から、子ども服のブランドが200余り出店する合同展示会〜プレイタイム〜が始まりました。
フィレンツェのピッティに比べると規模も小さくこじんまりとした小さな展示会ですが
華やかで巨大なPITTI〜ピッティに慣れている私たちにとってはとっても癒される穏やかな展示会場です。
場所はメトロの1番線の終点「シャトードヴァンセンヌ」ヴァンセンヌの森のなかのフローラル公園の中です。
ヴァンセンヌ城の目の前にある、その公園はパリ市民の憩いの場所。夏なので、ピクニックをしている家族やグループもいてのどかさに拍車をかけます。
ピッティで毎回会っている、ベルギー陣のMAANやZORRA、Simple Kids等のスタッフもパリではとってもリラックス。
フランスのボンポワンやシャラビア、バランゴ等、パリにショウルームのあるブランド等は、あまり出店してません。
ここプレイタイムに来ているフランスブランドはピッティではなかなか見れない、まだ出来はじめの子ども服ブランドが多いので、まだ知られていない素敵なブランドを開拓できる場でもあります。
今回は何年ぶりかに、「Le phare de la Baleine 〜ルファードゥラバレンヌ」も参加してました。なので、猛暑の中でのクーラーのないショウルームではなく、この会場でコレクションを見る事にしました。
パリの展示会ののどかさは、会場の立地だけではなく、出店している人たちものどか。
ほとんどが女性なので子ども連れできているスタッフやデザイナーが多く、会場内には託児所兼プレイルームがあります。
子どもの城のようです。イタリアとは全く違う空気の中、パリらしい新しいブランドをたくさん見つけてきましたよ。
その話は次回にしますね。
6時半には終了する展示会場、終わり近くなるとシャンパンと苺が振る舞われました。初日だって言うのに最終日のような開放感。
こういう鷹揚な人たちと働いているんだから、サンプルと違うとか、ボタンの縫い付けがあまい!とか、デリバリーが遅い!とか、そんなクレームを抱えている自分たちがちっちゃい、ちっちゃい!
という気分にさせておきながら、締め切りを一週間後にする非情さも持ち合わせている、、、
理由は?「バカンスに入るから、私たちも工場も一ヶ月休むからね♪」だってさ
シャンパンのほろ酔いも一気に覚めちゃいましたよ。あーあ、パスポートをセーヌ川に落として、しばらく帰るのやめようかなー
しかし、、パリに来て思う事は、「みんな人生楽しみ方がうまい!」の一言に限ります。
このヴァンセンヌの森の公園のピクニックしている人たち、ちょっとした店先の店番している人たち、とても優雅な時間を過ごしてる。すごく時間の過ごし方が上手。
しかも、週末だからレストランやカフェやバーが11時過ぎてもまだまだ混んでいると思ったら、違う!週末に限らず平日の夜も普通に混んでた、、、その理由は「せっかく、日の長い夏だから」としか思えません。
でも、確かに一番気持ちのよい夜の10時から12時の時間帯。外で夜風に当たっていた方が健全な気分になります。
帰ったら、けっして「ぐうたら」じゃあない「優雅」な時間をすごそう!と、心に誓いました。
日本も梅雨が明けたら、夏の夜は気持ちがいいですもんね!