今日は夕方まではオフなので、サンマルタン運河へ足を運びました。
初めて行く場所です。
メトロでレピュブリックで下車。雑多でわい雑な空気たっぷり。
ちょっと、緊張する雰囲気の所もありますが、クリエイター好みの街らしく、アートな空気を感じます。
映画「アメリ」で、さらにメジャーになった、サンマルタン
ここ、サンマルタンではおもしろい事がたくさんありました。
運河を散歩していたら、イタリアからの留学生の女の子二人組が、学校の課題だとかで「感情表現」を写真に撮っているとか?
怒っている顔とあきれた顔を表現してほしい。と、いわれ、よくわからず協力。
携帯電話を持たされて、大騒ぎしている人間に迷惑そうな顔を表現。もうひとりの彼女はすごい演技派。私も頑張ってみました。
どこかに私の顔が流出するのかあ。ま、いっか、パリだし、、、
そのあと、お茶しようと入ったカフェは、これからランチタイムなので、
食事以外はカウンターで立ち飲みと言われました。
数時間前に、遅い朝食を食べたから、あまりお腹もすいてない、、
でも、座りたかったので、アントレの小エビのサラダだけを注文
向かいには、インターネットを黙々としている男性(フリーインターネットなので、私もIpodが活躍。
カフェやレストランでFree WiFiが多い)
隣の席には、いかにもフランスのおばあちゃんと言う感じのエレガントマダムがひとりで食事
椅子に置いたマダムのコートがムクムク動いてる?コートではなくて、犬でした。
そのマダム、かなりの高齢なのに、アントレに生カキ、メインにサーロインステーキ!
向かいの男性も、同じ小エビのサラダの次は、マッシュポテト添えステーキ
どっちも、おいしそう。小エビのサラダを口にしたら、レベルの高い味!
ここ、もしかして、おいしい?
犬もびくともしてなかったのに、お肉が来た途端、むくっと起きだして、マダムに静かにおねだり。
ふと気付くと、次から次と面白いくらいにお客様が入って来て、あっという間に満席。
カウンターで、並ぶ人まで出てきました。
食べない訳にはいかない!胃薬を飲んで胃を万全にして、メインを追加しました。
でも、心配だから焼き加減はウェルダンにちかいミディアムに、、(弱気?)
マダムは、仲良く犬とステーキを完食!赤ワインも飲んでいる。そして、デザートはダブル!
す、すごい。私も、負けてられない!よし、こうなったら、デザートまでいってやる!
ステーキは、ブルーチーズのソースが絶妙!マッシュポテトもおいしい!
デザートのクレームカラメルも濃厚でなめらか。満腹です。
隣のマダムは、犬と一緒に足取り軽く帰っていきました。負けた!
腹ごなしに、サンマルタン運河沿いを散歩。運河に、船が入ってきました。
運河は階段状になっていて、水門を閉じて水位を上げて、次の川上に移動するという構造。
初めて見る光景に目を奪われました。
船に乗っている人達が、手招きしてます。
ジョークだと思って流していたら、実は本気?
これは、乗らないわけにはいきません!観光船ではないので、こんな機会は滅多にありません。
気持ちよかったです。静かにのんびりとクルージング。
夜のクルージングはライティングがしてあり、きれいらしい。
この船、船に住んでいる人とその仲間達らしい。人生を楽しんでますね。
そのうちのロビンウィリアム似のひとりが、宮崎駿の大ファン。
『「ポニョ」「プリンセスモノノケ」ファンタスティック!』と、言ってました。
いえ、いえ、「トトロ」や「ラピュタ」もなかなかなんですよ。と、言おうかと思いましたが、
長くなりそうなので、控えときました。
橋がまるで線路の踏切のように、車が止まり開いて、次の水門に船がゆっくり入っていきます。
水門が閉じると、いっきに水が入り込み、見る見るうちに水位が上がります。
こうやって、船は次の川上に進みます。圧巻です。
水門から大量に水が入ってくる様は迫力満点!
映画で有名な北ホテルの前で、下船。
サンマルタン運河で、ちょっとしたふれ合いがあり、とても楽しい時間を過ごしました。
有名な北ホテル(カフェも、とても趣たっぷり)
サンマルタンを後にし、ホテルに戻って仕事をしていたら、、、みなさん、事件です!
メールのやり取りで、パソコン仕事をしていたら、突然ホテル中に鳴り響く警報
びっくりしつつ、落ち着いて警報機が鳴り響くなか、非常階段をでたら、きな臭い!
煙が微妙に出てます。おちついて、下に降りると、さらに煙でちょっと白い!!火事?
フロントで、スタッフが「大丈夫!数分で警報は止まります。」とのこと
ラウンジの暖炉の火の煙が原因らしい。戻っていいという言葉を信じて、部屋に戻り仕事を続行
しかし、しばらくしたら、大きなノックの音
開けたら、二人の消防隊員が消防服に身を包んで中に飛び込んできました!
で、辺りを見渡し、私の部屋の窓を開けるように指示。もしかして、一酸化中毒の恐れでもある?
しばらく、ホテル内で消防隊員が、検査機みたいのを持って、回っていたので、心配で声をかけたら「No problem〜問題ない」の、一言に本当に胸を撫で下ろしました。
ナーバスな夢をみないように、楽しい事考えないと、、
こういうときは、陽気なイタリア人をおもいだして、緊張をほぐすしかない。
ようやく、今日の仕事が一段落しました。外のカフェで一服。
ヴァンショー(ホットワイン)と軽い軽食をとりました。
冬は、ヴァンショーがおいしい。落ち着くし、暖まります。
ワインを飲みながら、ぼんやりしていたら、ちょろちょろと足下にネズミが、、、レミイ?
このカフェレストラン、食事おいしいもんなあ、、、今夜は、こんなことじゃあ驚かないよ。
地下が発達しているパリ、ネズミが多そう。
おかげで、別の夢を見れそうです。レミイ、ありがとう。