今日はパリへの移動日。
早朝、30分ほどホテルの周りをぐるっと散歩しました。
ウフィッツィを通り、シニョーリア広場からサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会をまわり
共和国広場を通りポンテベッキオ橋ヘ
フィレンツェのよさはメインの観光名所を短時間くらいで歩けてしまう所です。
名残惜しいけど、空港へ向かいパリへ
毎度の事だけど、パリに着いたとたんに全てが急に変わります。
イタリアの服装は挑戦的な毛皮のコートやムートンを着ていたり髪型もきまっていてメイクも華やか
フランスへ来ると、髪型もメイクもナチュラルで、毛皮よりウールのコートやカジュアルな日本同様ミリタリーコートやモッズコートが目立ちます。
男性も同様、明るくて取っつきやすいイタリア男性(能天気なオヤジウェイター達みたいに)から、スノッブでシック?(とっつきにくいってこと?)
大きな声で、同性同士でわいわいしゃべっているのがイタリア人で
静かな声でカップルで語り合ってるのがフランス人
勝手ながらそんな印象です。
子どもも同様にイタリア服はゴージャス、フランス服はシックです。
着いて早々にタクシーで2区にある「ルファードゥバレンヌ」のショールームへ
黒を基調のシックでモダンなコレクションで薄いウールとテンセルの生地を使ったアイテムが多かったです。
とても手触りがよく次の冬が楽しみ。もともと下着メーカーからの会社なので肌に気持ちの良い素材作りは得意分野なのです。
そして、今回はひとつひとつの商品にアクセサリーのギフトボックスをつける提案が!
バレンヌのロゴとアンカー(いかり)の型抜きがしたステンレスのおしゃれなペンダントチャーム
今から楽しみがいっぱいのコレクションに大満足!
大人向けのナイロンの大きなくじらの斜めがけバッグやバスタオルは今回の夏向けにオーダー(また、問い合わせがたくさん来そう!)
私たち、くじら好きに飽きさせない楽しいコレクションでした。
終了した時には外は暗くなってきました。
フィレンツェから移動して休みなく仕事で体もピークに疲れがたまってきましたが、もちろん今夜も食べますよー!恒例のディナー話題です。
私たちの泊まるホテルは毎回サンジェルマン界隈にしてます。
最初の頃は右岸だったりおしゃれなマレ地区にしたりと、ころころ地域を変えていたのですが
毎回違うとその都度、地図を見たり食事の場所を探すのも億劫で精神的にも肉体的にもリラックスできず疲れます。
同じ場所に決めてしまったら、すごくらく!
そしてレストランも近くでお気に入りを見つけました。
しかし、残念ながら日本から予約した際すでに毎晩満席。
そこはプチホテルに併設された本格的なフレンチを出すビストロです。
なぜ知ったかというとフラフラと歩いていた時に行列ができていて目に入ったのです。
日本ほどじゃないけどフランスやイタリアも人気店は行列ができます。
おいしいのは当たり前だけど「リーズナブル」が一番の理由と、あえて予約を取らない所だったりします。(このお店は、昼は予約受け付けません)
夜は定食スタイルでアミューズから前菜、メイン、デザート、そして10種類以上のフロマージュがとり放題
それで40ユーロ!
フォアグラとかチョイスするとプラス料金はあります。いまでこそユーロが高いけど当時見つけた時は5,000円以下で感動しました
ここの自慢は豚料理(豚足をとろとろに煮込んだの)や鴨料理や牛などの肉料理がおすすめです。
オリーブオイルが中心で、シンプルで素材を楽しむイタリア料理から
バターが中心で、ソースを楽しむフランス料理の世界へ!
そう、私ってフランス料理も大好きなのです。
何がうれしいって、パンのおいしいこと!イタリアのパッサパッサの固い味が全くないパンから(イタリア料理には合うのですが)
パリッと歯ごたえがあり、中はしっとり味のある、いくらでも食べれるバケット!
今夜は目当ての人気レストランは当日のごり押しもふられたので今回もフロントで紹介してもらう事にしました。
ホテルから5分くらいで「La Ferrandaise〜ラ・フェランデーズ」という フレンチレストラン
着席したとたん、まずはパン(最近黒パンがどこも多い、酸味があっておいしい)に手作りのパテにマヨネーズのディップに野菜スティックにバターが来ました。
最近の若手シェフっぽいフレンチレストランは大抵このスタイルが多い。
レストランによって様々なんだけど、共通して食事が始まると残っていてもさーっと下げられてしまうのです!
うっかりおしゃべりに夢中で残していて片付けられちゃうと本当に悲しい。
アミューズは野菜のポタージュ(この辺りで,ここは当たりってわかります)
前菜はマトンのひき肉のミンチボールのちりめんキャベツ包み(苦みがあるちりめんキャベツはお肉と相性がよくとてもおいしい!ソースがフォンドボーみたいな濃厚な味)
そして、牛すねの煮込み(箸でさけるくらい柔らかくこれもおいしい)と骨髄添え(すっごいアブラーな濃厚な味でした)
デザートはおすすめのライスプティング(スプーンですくうと中にこってりおいしいキャラメルソースがでてきて最高)
この内容の濃いコースメニューで30€!コストパフォーマンスが高い!
牛肉は全てお店の名前のフェランデーズ産の牛肉を使用。
もう、3日分のカロリーを摂取したんじゃないかっていうパンチのあるフレンチでしたが、とてもおいしゅうございました。
気になったのが6種類選べてどれも少しづつ食べれるテイスティングメニューがありました。
強靭な胃を持っていたらチャレンジしたいけど、やめておきました。
明日の晩は何食べようかなー!(すみません、今回は食事ネタが長いですね。)
*あとで、調べたら実はこのレストラン、
信頼できるレストランガイドとしてパリジャンの間で人気のルベイ(LEBEY)が
2006年パリのビストロ大賞に選んだお店でした!本当にお勧めなお店でした。
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