10月に入り、様々なブランドが出そろい、それぞれのブランドコンセプトを理解しながら、店頭やウェブでのご案内に明け暮れています。
今週、ほんの少しだけ「ルヴェスティエデュジャンヌ」が入荷しました。
この秋冬は、さらにモード感たっぷりのコレクション。
オッティがこの秋冬に扱う他ブランドとの、相性を考え(自分の好み的には、とっても好きなコレクションだったのですが)お店の展開的に少量になってしまいました。
テーマは、「Clean and Destroy」「純潔と破壊」
デザイナーである、シャルロットが好きなデザイナー
ヨージや川久保令、そしてマルタンマルジェラを彷彿とさせる、モノクロの世界と個性的なシルエットです。
掛け違えたボタン
ヨージやギャルソンによく見られる
趣向です。
靴下は、もちろん黒
そして、差し色は『白』
マルジェラなイメージ。
服作りは
自身の美意識からの過去の再構築が色濃く伺えます。
妹のジャンヌの服作りから始まりました。
余計な装飾を取り除き、色を好まず、シルエットを着ることを考えます。
シャルロット曰く
『洋服にかけるお金は,たくさんは必要ない
いいカッティングで、いいカラーを持ってさえいればいい』
(例えばH&Mのボーイズデニムと、プチバトーのTシャツのようなもの)
『完璧なボトム(スカートとパンツ)と、2,3枚のトップスにジャケットとコートさえあればいい』
自分たちも子ども達や自分が身につける洋服は、自分で決めています。
好きな服と似合う服って、違う。気に入った洋服って、値段に比例しないからこそ、難しい。
そんな時は、街で色んな人達を見るようにしてます。
驚くような色の合わせ方とか、かっこいい着くずしとか、真似しちゃう。
出張の時は、人が集まる所へ出向き、素敵な着こなしやリアルな着こなし
を見ます.
冬の子供の、ニット帽子をぎゅっとかぶって、マフラーぐるぐる巻き!
大好きな見た目なので、オッティの冬の帽子はニット帽子が沢山、、
そして、タイツも大好き。
差し色に、きれい色を加えたり
ファーやニットで冬のオシャレを楽しみたい。
子ども服は、機能的であるべきですが
洗練されていたり、こだわりを見せると
家族の愛情をこの上なく感じます。
その瞬間がたまりません。
『衣料品が、人が生きていくために
必要な機能を備えているものであるならば
ファッションは着る人の生き方や考え方、
スタイルを表現するもの」
マルジェラの言葉です。
まさしく、その言葉通り.子供といえども、選ぶ私たちの考え方が現れるのです。
ジャンヌ、もっと秋冬展開すれば良かったと後悔しました。
ついつい、機能性とコーディネート力,ブランドミックスを主流に考える仕入れが表れちゃったかも。
色んな洋服を楽しめるのが、セレクトショップだけど、シャルロットのような、シンプルな服選びは憧れます。
齢23才にして、この落ち着き様、あっぱれです。
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