パリの仕事で、ちょっと緊張はするけど楽しみなのが蚤の市での仕入れ
オッティの店頭に並ぶ1940年代から70年代のアクセサリーや装飾品(小さなボタン
類)は
ヨーロッパ最大の蚤の市、クリニャンクールで見つけて仕入れてきたデッドスト
ック(中古ではなく新古品)の品物。
クリニャンクールの広さは約20万平米もあり、「ベルメゾン」「マリク」「ビロ
ン」といった16の市場にわかれ、
店の数はあわせて2,000軒くらい!
フランスの人たちは地名で「サントゥアンの蚤の市」と呼び、
日本人は最寄りの駅名の「クリニャンクールの蚤の市」と呼んでいます。
ヨーロッパ展示会のたびに立ち寄ります。
クリニャンクールはヨーロッパによくある露天の蚤の市ではなく
塀で囲まれ、中には建物がひしめき合うひとつの街になっています。
プレハブの店舗や大きな四角い建物のなかにいくつもの店が入っている中を歩いて回って
これは!という物を見つけ、パッキングして日本へ送り、荷物はオッティへ・・
パリから届く荷物の箱からはいつも花とも香水ともつかぬ良い匂いがします。何
とも不思議!
プレハブの店舗や大きな四角い建物のなかにいくつもの店が入っている中を歩いて回って
これは!という物を見つけ、パッキングして日本へ送り、荷物はオッティへ・・
パリから届く荷物の箱からはいつも花とも香水ともつかぬ良い匂いがします。何
とも不思議!
でも、クリニャンクールは常設なのであまり早く行き過ぎても結構空いてないので早くても9時過ぎに行くのがよいかも
私たちがいつも決まっていくところは、60年代以前のアクセサリーやボタンを多く取り扱う店
私たちがいつも決まっていくところは、60年代以前のアクセサリーやボタンを多く取り扱う店
とにかくそこは沢山の数の棚とひきだしと品物が埋もれているため、商品探しは時間との戦い
一般客は入れない地下倉庫もあり、床から天井まで引き出しや箱にものが詰まっているので宝探しです。
ひとつしかないというのもよくあること、、
そうして選んだ年代物の品を今度はオッティで誰かが見つけて持ち帰る。
その人の手元でさらなる時を刻んでゆくなんて、とても素敵ではありませんか?
いろいろ見つけて、お店の人に渡して年代や素材を調べてもらっている間にカフェで休憩しながら軽食を取ります。
お店の人も見ると、みんなあくせく働かずにゆったり
カードゲームをしてたり、ワインを飲みながら談笑しているグループもいれば、犬と昼寝なんて珍しくない
そんな呑気な様子を見ると、ここが危険な地域だってことを忘れてしまいます。
そう、ここはかなり危険な地域
クリニャンクールはもともと、パリ市から立ち退きを強いられた廃品回収業者たちが集まって交換市を始めたのがきっかけ
その余韻もあってか、クリニャンクールの外はいかがわしい空気がいっぱい
明らかに偽物とわかるブランド品を手にした怪しい輩がたくさんいます。
そんな場所なので、楽しくもあり怖くもあります。
行きたいと思っていたら、身の回りの携帯品に気をつけてあまり長居をしないこと
注意さえしていれば、とっても楽しめますよ